本業一本で満足できる収入を得られるのが一番の理想ですが、
働いていれば、
「もう少しお給料が欲しい」
「今月は出費が多くて苦しい」
等と、給与に対する不満を抱くことがあると思います。
そして、そんな時に頭をよぎるのが、
“Wワーク(副業)”ではないでしょうか。
一般的に、正社員や契約社員などの直雇用の場合は、
就業規則により副業が禁止されている会社が大半です。
では、派遣の場合はどうなのでしょうか?
派遣で働きながら副業はアリ?ナシ?
派遣社員の場合、
副業を禁止している会社は少ないので、
基本的には問題ありません。
但し、一部の派遣会社では禁止しているケースもあるので、
所属の会社に確認してからにしましょう。
深く考えずに、むやみに副業を始めてしまうと、
自分がきつくなりますので、
仕事の内容把握や
事前にスケジュール管理をきちんとしてから、
スタートすることが肝心です。
オススメの副業
まず、副業を始めるにあたって、
“本業に支障が出ない範囲で仕事をする”
という前提で探すようにしましょう。
あくまでもメインの収入源は確保しつつ、
+αの収入を得るための副業ですので、
副業のせいで本業を失うことになっては本末転倒です。
①週5日の派遣業務+単発派遣
週5日の派遣業務をしながら、休みの土日に単発の仕事を入れる
という働き方です。
毎月コンスタントに副収入が欲しい場合は、
この方法がおすすめです。
単発業務の種類は様々ですが、
・展示会やイベント会場でのスタッフ
・試食販売員
・工場等での軽作業
などが主だった仕事としてあります。
自分の特性に合った仕事を選んだほうが、
精神的にも、肉体的にも負担が少なくて済みますので、
求人サイト等を利用して、
どんな仕事内容かを理解した上でエントリーするようにしましょう。
就業している派遣会社が単発の仕事も扱っていれば、
そこから紹介してもらうのが一番手っ取り早いですが、
登録している派遣会社が長期派遣しか扱っていない場合は、
単発案件を多数扱っている会社に登録に行ってみてください。
また、派遣会社によって、扱っている案件が異なりますので、
確実に希望した日に単発の仕事を入れたい場合は、
複数の派遣会社に登録しておくのがおすすめです。
作業系の仕事であれば、曜日を問わず仕事がありますが、
イベントや試食販売スタッフなどは、土日祝日がメインの稼働日となります。
本業が土日を含むシフト制の場合は、
希望通りに稼働できない可能性もありますので、
その点は注意して検討してください。
②長期休暇の時だけ副業をする
通常月は本業のみに専念し、連休などまとまった休みの時に単発業務をする
という働き方です。
これは、
空いた時間を有効に使いたいけど、週に2日きちんと休みたい
という方に向いています。
長期休暇というものは、年に何回もあるわけではないので、
年収で見ると、大した増額にはなりませんが、
何もしないよりはプラスになります。
また、何でもない土日よりも、
ゴールデンウィークや年末の休暇のほうが、
様々なところで催事が行われており、単発業務の数も増えるので、
比較的仕事は探しやすいでしょう。
※①②の方法を希望する際の注意点として、
単発の仕事を求めて、新たに派遣登録をする場合は、
最低でも稼働希望日の1~2週間前には派遣会社登録に行くようにしてください。
単発の仕事は、「今日登録して明日働ける」というものではありません。
特にイベントや試食販売等の接客系の仕事の場合は、
人気のある現場から稼働枠が埋まっていきますので、
早く登録すれば、その分、自分の希望条件に近い案件を紹介してもらえます。
また、単発のイベント系の場合は、
“屋外の仕事もあり得る” という点も頭に入れておいてください。
真夏の炎天下でチラシ配り、真冬の屋外イベント会場での接客等、
仕事内容自体は簡単でも、
季節によっては体力が必要になるケースもありますので、
無理のない程度で仕事を選ぶようにしてください。
ミスマッチを防ぐために、
派遣登録の際に、自分のNG条件(屋外NG等)を伝えておくと良いでしょう。
③在宅ワーク
副業をしたいけど、会社を掛け持ちするのはきつい
という方は、在宅ワークという選択肢もあります。
今は、一昔前のような“内職”はほとんどありませんので、
ネットを介したクラウドソーシングや、アンケートモニターなどの仕事があります。
自宅で空いた時間にできるという点はメリットですが、
①②に比べて、仕事の単価が格段に安いため、多額の収入増は見込めません。
作業量にもよりますが、得られるのは、月に数百円~多くても1万円前後でしょう。
①②のような、単発派遣の賃金は地域差もありますので一概には言えませんが、
時給1000~1200円程度の案件が多いので、1日7~8時間働けば、
7000円~10000円前後を稼ぐことができます。
どのくらい副収入が欲しいのか、
どんな仕事なら無理なく掛け持ちできそうかを、
しっかり考えた上で選択してください。
副業の失敗例
参考までに、私が派遣会社で勤務していた際に実際に見てきた
Wワークの失敗例をご紹介します。
【昼間の仕事と・夜間の仕事を掛け持ち】
Aさんは、私が働いていた派遣会社から、
平日9~18時までの事務の派遣業務をしていました。
勤務開始からしばらく経つと、
始業に遅れたり、
日中もぼーっとして身が入っていないようだと、
派遣先からクレームが入りました。
本人に確認したところ、他社で週に3~4日の夜勤の仕事を掛け持ちしていました。
掛け持ち自体はOKだったのですが、
昼間のフルタイムの仕事と、夜勤のWワークだったため、睡眠時間が減り、
かなり疲労が溜まって様子。
何故、そんな無理な働き方をするのか話し合ったところ、
平日の昼間の給料だけでは生活できないので、Wワークも辞められなとのこと。
結局、派遣先での態度が治らず、メインの収入源であった昼間の仕事は、
勤怠不良を理由に契約更新ナシとなってしまいました。
円滑に副業をするためのポイント
前項で挙げた事例のようにならない為に、
副業をする際は、
・自分の体力を把握し、無理のない程度に働く
・どちらの会社にも迷惑がかからない範囲で働く
・派遣元に副業していることを伝えておく
ということが大事です。
文頭でも申し上げましたが、
副業の大前提は、本業に支障がでない程度で働くことです。
無理をして体調を崩さないことが、肝心です。
そして、掛け持ちする場合は、
どの会社にも迷惑がかからないスケジュールを考えましょう。
例えば、17時迄の勤務の後、18時からの別の仕事を入れたりすると、
前の仕事が残業になったら間に合わなくなってしまいます。
また、派遣元に副業をしていることを事前に伝えておくことによって、
何かトラブルがあった時にサポートしてもらえたり、
連絡がつかなくても不審に思われることはありません。
そして、単発の案件が入ってきた時には、
優先的に紹介してもらえるかもしれませんので、
「副業希望」であることを、派遣元に伝えておいて損はないと思います。
うまく派遣会社を利用しながら、
副業を検討してみてください。
下のランキングも合わせて、ご参考になれば幸いです。
-
ヒューマンリソシア
- 設立:
- 1988年
- 登録スタッフ数:
- 約37万人
→福利厚生が充実の派遣会社!
元々、通信講座等の「教育サービス」が主力だった派遣会社です。
派遣で就業すると、
福利厚生として様々な資格取得の講座を割引で受けられます。
数と質は他社より優れています。
事務系のお仕事案件を
メインとしていますので、
デスクワークをしながら
PCの資格を取得したい!
資格を取って自分をレベルアップさせたい!
という方にはメリットのある企業です。
また、親身なスタッフ対応が
この派遣会社の大きな強みとなっています。
未経験から事務の仕事に就きたい方には、
大手派遣会社よりオススメです。
口コミのレビュー
ここで働きながら、ファイナンシャルプランナーの資格を取得できました。営業さんがずっと応援してくれて、心強かったです。(20代女性)
PCがあまり得意ではないため、他では全くと言っていいほど紹介されませんでしたが、担当さんが頑張ってくれて、ここでは職に就くことができました。(40代女性)
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リクルートスタッフィング
おすすめ度 5.0 仕事の多さ 5.0 フォロー体制 4.0 - 設立:
- 1987年
- 登録スタッフ数:
- 約90万人
→業界最王手の派遣会社。
一般的にも広く名の知れた企業であり、
求人の質・量ともに国内最高と言えます。
中でも、誰もがあこがれる超大手企業や、
人気企業などのお仕事が豊富なのが魅力です。
巨大なリクルートグループの強みを活かした
他社よりもワンランク上の福利厚生
スキルアップ制度など多彩なフォロー体制で
はたらくスタッフの後ろを
しっかりとサポートしてくれます。
口コミのレビュー
仕事の量が多くて、自分が選べる環境に驚いた!(30代女性)
毎月しっかり状況確認のフォローをしてくれることに満足しています。(40代男性)
時給を交渉しなくても、自然に上げてくれる派遣会社。(20代女性)
なぜか、似たような求人でも他社より時給が高い。(30代女性)
自己都合で退職したときでも、紹介が途切れず安心できた。(30代男性)
-
インテリジェンス
- 設立:
- 1989年
- 登録スタッフ数:
- 非公開
→「はたらくを楽しもう」をテーマに掲げ、
転職支援サイト「DODA」や求人情報サイト「an」を運営する派遣会社。
正社員転職に強みがあり、
派遣での就業から正社員への
ステップアップ実績も多数。
業界内では洗練されているイメージがあり、
非常に人気があります。
派遣会社といえば、
ほぼ全ての会社で
訪問しての登録面談が必須ですが、
インテリジェンスはWEBのみで
派遣登録を完結させることが出来ます。
来社不要の「オンライン登録」が
時間短縮の面でも効率的です。
口コミのレビュー
若い社員が多いですが、皆さん親身に話を聞いてくれ、問題の解決に向けて一生懸命動いてくれて助かった。(30代女性)
社員の質が他社よりも高いと思います。問題解決のスピードも速く、何に対してもレスポンスが良かった。(20代男性)
営業担当の距離感のとり方が上手だった。派遣先からも好評価で、なんだか私も誇らしく思えた。(20代女性)
-
テンプスタッフ
- 設立:
- 1973年
- 登録スタッフ数:
- 国内約100万人
→業界の老舗、女性を応援する派遣会社!「今後もこの派遣会社の
比較的歴史の浅い派遣業界ですが、
テンプスタッフはその先駆けとして、
多くのノウハウが蓄積されています。
社員教育もしっかりしており、
トラブル対応力の高い営業が
多く在籍しています。
スタッフとして仕事がしたい」
と賞賛されてる会社として
評価されていて信頼できます。
特に、働くママへのフォロー体制の充実度は
派遣業界NO,1と言えます。
子育てのために
仕事のブランクがある人を対象にした
「復職支援」が人気で、
心構えからブランク解消のための
実技研修など充実の内容です。
女性には特に登録をお勧めしたい会社です。
口コミのレビュー
営業、仕事内容、時給。どれも相対的にレベルが高いです。(30代男性)
数少ないママの味方になってくれる派遣会社!(30代女性)
内部連携がしっかり取れている印象。社内のスタッフはみんないい人。(40代女性)
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マンパワー
- 設立:
- 1966年
- 登録スタッフ数:
- 約48万人
日本で一番最初に
派遣ビジネスをはじめた会社!
マンパワーは、世界80カ国で
事業展開するグローバルな派遣会社です。
過去、派遣スタッフ満足度調査で
「仕事紹介までのスピード(待機)の満足度」
他5部門で第1位を獲得。
外資系らしく、
そのスピード感には定評があります。
また、派遣だけの紹介にとどまらず、
紹介予定派遣
(最長6ヶ月の派遣就業後に直雇用の可能性)
に代表される、直接雇用のシェアが
多いのも魅力のひとつです。
口コミのレビュー
仕事決定までがとにかく早い。登録して即、就職できた。(30代男性)
営業は過度なフォローをしないが、頼みごとに対するレスポンスが早くて助かっていた。(30代男性)
基本、派遣先は優良企業ばかり。紹介される身としては安心して仕事先を選べました。(20代女性)
仕事探しには
マンパワーの運営するお仕事紹介サイト「JOBnet」を利用しましょう。 全国のマンパワーグループの求人を、
たくさんの「こだわり条件」から
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