退職することが決まり、
次の仕事はゆっくり時間をかけて探したい。
だけど、その間に無収入だと生活ができない…
そんな時に気になるのが、
失業給付がすぐにもらえるかどうか?
ではないでしょうか。
失業給付をすぐもらうには、
退職理由が会社都合である必要がありますが、
自分の意志で契約期間満了をもって退職することにした場合はどうなるのでしょうか?
また、退職する場合は、どのような手順を踏めばいいのでしょうか?
今回は、そんな派遣の退職に関わるお話です。
失業給付とは?
失業給付金とは、
会社を退職して、次の職場が決まるまでの一定期間、
転職や再就職を支援するために、国から支給される手当のことです。
ただし、退職すれば誰でももらえるわけではありません。
支給される条件は、
①離職日から遡って2年間の間に、雇用保険被保険者の期間が通算12か月以上ある
(※例外あり)
②ハローワークに求職申し込みを行い、すぐに働ける状態であり、その意思がある
という点です。
また、支給開始日は、退職理由によって異なり、
会社都合(解雇・倒産などが理由);手続きから最短7日後
自己都合(転居・転職・結婚・療養などが理由):手続きから3か月と7日後
となり、自己都合退職の場合は給付制限(3か月の待期期間)がつきます。
※ただし、転居・介護・病気療養が理由での退職の場合、
一定の条件を満たせば、“特定理由離職者”として、
給付制限が免除される制度もあります。
また、会社都合か自己都合かによって、
給付日数にも差が出てきます。
(会社都合の場合は、日数の延長がある)
詳しくは、ハローワークのサイト等で確認できます。
契約更新せず終了すると「自己都合」?
更新の打診を受けたが、自分の意志で更新せずに、
契約満了で終了になった場合は、
「自己都合」退職です。
ですが、
①派遣会社が、契約満了前までに次の派遣先を紹介しなかった
(もしくは、紹介を受けたが正当な理由があり断った場合)
②派遣社員が同一の派遣会社から次の仕事の紹介を希望していない
という2点を満たしていれば、
基本的には、
失業給付の給付制限は尽きません。
自分から「更新しない」と決めた場合でも、
元々有期契約なので、双方合意の上での退職とみなされるからです。
つまり、
①②さえ満たしていれば、
派遣社員側の意志か、会社側の意志かにかかわらず、
契約満了で退職する=給付制限なく失業給付金が支給される
と覚えておくとよいでしょう。
ただし、
管轄するハローワークによって、判断基準が微妙に異なるようなので、
手続きの際に直接確認してください。
離職票は必ずもらおう
失業給付の申請には離職票が必要です。
こちらから申告しないと、発行してくれない派遣会社もありますので、
退職手続きの際には、必ず「離職票をください」と伝えましょう。
離職票は、発行するまでに、
退職から2週間程度かかることがほとんどです。
会社は、退職から10日以内に、
ハローワークに従業員の雇用保険資格喪失手続きをしなければならず、
この手続きが完了したら離職票を作成し、郵送するので、
だいたい2週間くらいはかかってしまうのです。
それを過ぎても手元に届かない場合は、会社に問い合わせてみましょう。
また、離職票に記載されている退職理由に不満がある場合は、
失業給付金の手続きの際に、ハローワークに相談してみましょう。
派遣の退職ルール
前項で、失業給付金受給について述べましたが、
大前提として、守ってほしい退職時のルールがあります。
①契約期間は満了する
よほどの事情がない限りは、
契約した派遣期間は満了しましょう。
入社前にお互い納得して結んだ労働契約なのですから、
これは最低限のルールです。
ちなみに、契約期間途中で退職した場合は、
自己都合退職になり、給付制限がつきますので注意しましょう。
②退職希望を伝えるのは、派遣会社から
派遣の場合、労度契約は、
スタッフと派遣会社の間で結んでいます。
なので、退職を決意したら、まずは派遣会社の営業担当に伝えましょう。
稀に、先に派遣先に退職希望を伝える方がいますが、
これは、ルール違反ですので、絶対に辞めてください。
(派遣会社の信頼を大きく損ねてしまいます)
派遣会社の営業担当と話し合い、
退職すること・退職時期が正式に決まったら、
派遣先に報告することになります。
その際、派遣元の営業担当から派遣先に、
退職希望理由も一緒に伝えるのですが、
この理由を何と伝えるかは、営業担当ときちんと擦り合わせておきましょう。
例えば、
“派遣先の社員が嫌”という理由で契約更新せず退職する場合、
その理由をそのまま派遣先に伝えるわけにはいきませんので、
「遠方の実家に戻る」
「両親の介護が必要になった」
「資格取得をめざして、勉強する」
など、
言い方は悪いですが、派遣先には“嘘の理由”を伝えることになります。
この内容が、スタッフと派遣会社の間で食い違うと、
また面倒なことになりますので、注意が必要です。
③退職希望は契約が切れる1か月前までに
派遣元に退職希望を出すタイミングは、
契約満了の1か月以上前がベストです。
※たまに、「14日前までに言えば自由に辞められる」
と勘違いしている方がいますが、
これは、期間に定めがない労働契約の場合です。
もちろん、これより早く言ってもらえれば、
派遣会社も後任を探す時間が十分に取れます。
派遣先・派遣元のどちらにも迷惑をかけないように、
申告する時期には注意してください。
④派遣先からの貸与物は必ず返却する
セキュリティカードなどの貸与物は、
退職時に必ず返却しましょう。
文房具程度なら、大目に見てくれるかもしれませんが、
(もちろん貸与物が何であれ返却はしましょう…)
セキュリティーカードなどは、派遣先の保守に関わる重要な貸与物です。
もし返却し忘れると、返すまで派遣会社から連絡がき続けるでしょうし、
仮に紛失すると、派遣先の保守設備を総入れ替えすることになり、
それにかかった費用を請求されるかもしれません。
理由はどうあれ、
退職すると労力を使います。
無駄に悩んだり、困ったりしないためにも、
最低限のルールを守り、円満退職を心掛けましょう。
下のランキングも合わせて、ご参考になれば幸いです。
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ヒューマンリソシア
- 設立:
- 1988年
- 登録スタッフ数:
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→福利厚生が充実の派遣会社!
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マンパワー
- 設立:
- 1966年
- 登録スタッフ数:
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派遣ビジネスをはじめた会社!
マンパワーは、世界80カ国で
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過去、派遣スタッフ満足度調査で
「仕事紹介までのスピード(待機)の満足度」
他5部門で第1位を獲得。
外資系らしく、
そのスピード感には定評があります。
また、派遣だけの紹介にとどまらず、
紹介予定派遣
(最長6ヶ月の派遣就業後に直雇用の可能性)
に代表される、直接雇用のシェアが
多いのも魅力のひとつです。
口コミのレビュー
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